【第1話】「家族のために」は言い訳だった。「高卒の僕には資格がないと価値がない」と思っていた。そんな呪縛から解き放ってくれた救いのヒーロー登場

ヒーロー

さっきもお話ししましたが、僕は高卒で大学へは行っていません。

なぜなら、家に介護が必要なおばあちゃんがいたためでした。

目次

要介護度4になってしまった、僕のおばあちゃん

おばあちゃん 介護前

僕が小学校の時、僕のおばあちゃんは半身麻痺になってしまいました。

しかも、介護が必要になる「要介護4」です。

要介護4とは「食事、排せつ、入浴といった日常生活全般において全面的な介助が必要になる」状態です。
だから、ベッドから起こしてあげたり、車椅子に乗せてあげたり、日常生活のほとんどの場面で介護が必要でした。

上の写真はまだ元気な頃で、僕が幼稚園の時です。

道を歩いている時に急に脳卒中になってしまったようで、そのまま左半身が麻痺し、車いすの生活を余儀なくされました。

初めは別々の家に住んでましたが、中学の時に一緒に住むようになり母が面倒を見てくれていましたが、

高校を卒業した時にちょうど僕の父と母は離婚したので、その後は僕と母とおばあちゃんの3人暮らしの生活。

母も生活費を稼ぐために仕事をしていましたが、食事やトイレ、起き上がることもサポートしないといけないので、どちらかが家にいて介護をする必要がありました。


ご存じの方もいるかも知れませんが、そういった人たちのためにデイサービスという、介護施設に預けてお世話をしてくれるサービスがあります。

ただ、そのサービスを使う費用もなかなか工面できず、結果的に母と一緒に交代しながら介護をしていました。

友達と出かけることもほとんどなく、家にいることが多くなった僕が「これから先、自分はどうしていけばいいんだろう?」「自分にできることはなんだろう?」と考えて、導き出した答えが資格を取ることでした。

資格を取っていい就職先に就こうと考え、数ある勉強方法の中で僕が選んだのがユーキャン。

教材が送られてきて、自宅で勉強できるので家庭環境的にも好都合でした。

「何の資格を取ろうかな…」と思って数ある資格の中から僕の目に止まったもの、それは行政書士の資格でした。

自分が想像できる範囲でしか、将来像は描けない

行政書士

たくさん資格がある中で、なぜ僕は行政書士を選んだのか?

それは、

  • 安定してそう
  • お金が稼げそう
  • おすすめランキングで2位だった
  • 社会保険労務士や司法書士などのより収入の望めるものにステップアップできる

でも、今思えばもっときちんと考えるべきでした。
→資格の種類もそうなんですけど、そもそも資格を取ることについて考えるべきだったんですよね。

まぁ、就職もしていない+世の中を知らないペーペーの僕には、自分の想像できる範囲でしか将来像を描くことができなかった訳です。

今思えば、もっと世の中のことを知り、いろんなものを見て、感じて、たくさんの刺激を得ておくべきでした。

HERO キムタク

引用:シネマカフェ

そして、法律に興味がものすごくあったかというと、そうでもないんです。
↑おおーい!( ̄Д ̄)ノ

法律で思いつくものと言ったら、キムタクが出ていた「HERO」という検事をテーマにしたドラマでした。
(僕はキムタクと松たか子の、息の合ったあの掛け合いが好きです)

法律の勉強しようと思った時に、ふっと思い浮かんだのが、このHERO。

「僕も将来は、誰かを助けられる力を身につけられるんだろうな〜」というイメージがぼやっとあるくらいでした。

本当に自分にできるのだろうか?

興味がないだけならまだしも、法律に対しての苦手意識がすごくありました。

行政書士以外にも法律の資格といえば、先ほど挙げた「社会保険労務士」や「司法書士」というのもあり、これがまた難易度が高いんです。

合格率は「2〜3%」という世界。

ただ、当時の僕は「専門学校に行く独学で勉強する」という選択肢しか持ち合わせていませんでした。

優先度・高優先度・低
自宅で独学で勉強する専門学校に行
お金がかからない方法

この記事を書いている時の合格率を試しに検索してみたんですが、社会保険労務士とかよりもまだ合格率が高いです。

引用:ユーキャン公式HP

合格に必要なのは、簡単にいうと法令科目・一般知識科目の両方が60%以上。

簡単にいうと、①、②の両方で60%以上の実力があれば合格します。

ただし、試験は1年で1度きり。

行政書士は簡単に取れる資格ではないです。それを目指して専門学校でも講座が用意されているくらいですし。

得意分野でもなさそうだし、行政書士に強烈な憧れを持っていた訳でもないですし。

でも、頑張れば将来性もあり、収入も見込める仕事だ!というのは様々な記事や本で書いてあったので、何とかしなきゃという思いでいっぱいで。

好きなことが仕事にできるとは限らない=大人

人に助けられた

僕は勝手にそう思っていました。

離婚した父もそうでしたが、我慢して毎日仕事していたし、我慢して好きじゃない仕事をしながら生きていかないといけないんだ。。。

大人になるってそういうことなんだなと。

勉強1年目

で、そんな気持ちのまま、資格を取らないといけない!という一種の呪縛にかかる1年目を迎えることになるのです。

「高卒の僕は資格を取ってやっと他の人と肩を並べられるようになる」と、ずっと思っていました。むしろ資格がなければ、社会での存在価値がないくらいの思考に陥っていたのです。

そんなに気に病むことじゃないじゃん〜と思う人もいるかも知れないのですが、当時の僕は家にお金を入れておばあちゃんや母を少しでも楽にさせてあげないといけない。

そういう思考がずっと巡っていたんです。

必死というか、何とかしなきゃという思いばかりで頭が埋め尽くされていました。

呪縛
「資格とらねばお化け」

資格!

・・資格ぅ!!

・・・資格ぅぅぅ!!!(必死)

肝心の勉強ですが、最初は専門用語の意味が全く理解できませんでした。

法令独特の言い回しなんて普段使わないし、何を言っているのかさっぱりで、右も左もよく分からない中で試験日になり、合格点にほど遠い結末に(合格ラインの20%も行かなかったんじゃないかな)。

完全なる敗北を味わい、次こそは!と意気込み2年目を迎えます。

他の試験に浮気をした2年目

別の資格 宅建

初めての試験を終えて、改めて自分の苦手な試験範囲も分かりました。

僕が苦手だと感じたのは、民法という範囲です。基本的にマーク形式の試験なのですが、最後の最後で記述式問題が1問出されます。

その得点の割合が非常に高く、この記述式問題をクリアできるかどうかで合格できるかが大きく変わります。

というわけで、全体を勉強していた1年目よりも民法の参考書を買って、合格を目指す作戦をとることにしたんですが、ここで、僕は他の試験に浮気をしてしまうのです・・・。

その資格が「宅建」です。

宅建とは、宅地建物取引主任者になるための試験で、不動産業界ではあると給料が上乗せされる資格として知られており、会社の5人に1人は宅地建物取引主任者の人を従事させておかないといけない。

つまり、業界的に絶対に必要不可欠な人という訳です。

家を契約するときには、その資格を持つ人が説明しなくてはならない書面もあったり、不動産業界に就職するのにはとても有利な資格とされています。

就職してから、会社が取らせるくらいの推奨資格。

僕も実家から出て家を借りるときに説明を不動産会社の人から受けましたが、「あぁ、これが主任者の仕事なんだなぁ」と初めて実感しました。

そんなフワッとした気持ちで宅建の勉強を始めるのですが、宅建の資格のメインとなる試験範囲は民法であり、行政書士の勉強に相乗効果があると言われていました。

また、行政書士と宅建の2つを持っていることで、収入がさらに増えるという情報を聞きつけた僕は、

民法を勉強するんだから、この資格も一緒にダブルで取ればいいんだ!

と、考えてしまいます。

一つのことを集中してやるべきところを、欲を出して本命ではない資格を取りに行こうとしていたのですから、少なからず行政書士の試験に影響が出るのは当たり前で。

他の範囲も余裕があるわけでもないくせに、両方取れるとか勝手に思い込んで、宅建の資格の勉強を始めた僕。

こうして、2年目の試験日を迎えることになるのですが、

果たしてその結果は・・・

宅建合格、行政書士不合格。

「ん??」「宅建、受かった・・・」けど、そして本命の行政書士は不合格。

宅建を取れたことはとても嬉しかったけど、何か拍子抜けしてしまい、、、

あくまで通過点と考えていて、後は行政書士を取れば相乗効果でいい就職ができる!
これで民法の範囲は少し強化できた!ポジティブシンキングでいかなきゃ!

と自分に言い聞かせて(無理やり自分を納得させて)、最後の勝負として望んだ3年目に突入します。

→もちろん、そのまま宅建で不動産の仕事に就く選択肢もあったのですが、行政書士を目標に勉強を積み重ねてきたのでそれ以外の選択肢を選ぶ考えがありませんでした。

最後の勝負と決めて挑んだ3年目

さすがに2回試験を受けたので、ある程度どう勉強すればいいのかが分かってきたのと、3年目の試験を受けてみてなんとなく自分の中でも手応えがありました!

これはいける!

自己採点でも受かっているラインだったので、これは受かっているだろう!

そう思いながら1ヶ月間、合格通知が来るのを心待ちにし、ついに合否通知が届く日がやって来ました。

雨の中、夜中の23:00

結果当日は大雨だった

どしゃ降りの雨が降る中、アルバイト先から帰宅するとポストに合否通知が届いていました。

き、きたっ!!

ポスト

ドクン

ドクン・・

ドクン・・・

ヤベェ、心臓が、、、飛び出そう。

家には母がいましたが、合格を確認してから驚かせようと思ったので、玄関の前で合否通知を開けることにしました。

合格したら、これでやっと今の生活から抜け出せるはず!

資格を使っていい就職先を見つけて、母とおばあちゃんを少しでも楽にさせてあげられる!

アルバイトしながら、時間を捻出して勉強してきた日々が報われる!

そう思って期待しました。

そして、その封筒の中に入っていたのは・・・

『 不合格 』

・・・

・・・・

うそ

・・・

・・・・

(しかも、あと1問解けていれば合格した点数だった)

・・・

・・・・

『うぅ』

・・・

『うぅぅ、ぐっ、ぐぅぁぁぁーーーっっっ!!!』

思わず叫んでしまいました

近所迷惑だと頭ではわかってました

なにか事件か!?くらいの声で

口から出てしまいました

・・・悔しかったです

なんで

あと1問じゃん

あそこだけ間違わなければ

合格したんじゃん・・・

なんでだよ

どこかマークシートが読み間違えられてるんじゃないか?

機械が壊れてたんじゃないか?

どしゃ降りの雨の音が僕の声をかき消し、それがさらに無性に悔しく感じて。。。

そこから、僕の中にあった一気に心の中にあった資格を取るという熱が冷めてしまい、この世の終わりかと思ってしまうくらい、落ち込んでたのを覚えてます(大げさかもしれないですが、その位悔しくて)。

その後、しばらくアルバイトをしながら休みの日はずっと布団にこもって寝て過ごしました。

勉強から一気に遠ざかり、2ヶ月くらい経った頃、ある程度気持ちが落ち着いた僕の頭にとある考えがよぎります。

勉強中の人でも雇ってくれるところがあるんではないか?

思い立ったその日に、僕はハローワークに行くことを決意しました。

正直、今まで行政書士の仕事を間近で見たことがなかったのもあるのですが、明確なビジョンを持てた方がモチベーションにもつながると思い、何でもいいから動かなくては!と行動を起こします。

結局ハローワークでは、資格がないから面接とかを紹介してくれるところなんて一つもなかったのですが、唯一「職業体験」というのができる案件を見つけます。

しかも、その体験をさせてくれる人は「社会保険労務士」「行政書士」「宅建」を持ち、個人で事務所を構えて独立して仕事をしているという、

僕が将来そうなれたらいいなと思っていたイメージにぴったりの人のところで職業体験ができることになりました。

与えられた期間は4日間。

この4日間が資格に囚われていた僕を救ってくれることになるとは思いもしませんでした。

変なおじさん登場

社会保険労務士

向かったのは普通のマンションの一室。
至る所に本が敷き詰められ、必要最低限のものしかない殺風景な部屋。

しかも、少しタバコくさい。換気もあまりされていない部屋でした。

タバコ臭い部屋

たぶんあそこが応接室なんだろうか?

部屋の中央に置かれたガラスでできた机をはさんで、ソファーが向かい合わせで2つ置かれていました。

そうして、この小さい部屋で僕の4日間の職業体験がスタートします。

・・・職業体験がスタートしたのですが、会話がない・・・(- -;)

なんと、そのおじさん、ほとんどしゃべらんとです。

ここから先は、「オレンジが僕の会話」「青がおじさんの会話」として読んでください。

僕も飲み会でよくいるムードメーカー的なタイプの人間ではないのすが、勇気を出しておじさんに話しかけます。

「普段はどんな仕事をされてるんですか?」

「仕事はどのくらいのペースで行われるんですか?」

と、何か会話をして仕事の内容を聞き出そうとしたのですが、

「役所に依頼された案件の書類を届けてる」

「ほとんど依頼がないときもある、時期でまちまち」

・・・「なるほど。」

これしか返ってこない!!

全然教えてくれないじゃないか!

え?これって職業体験でしょ?!

もしや、これは自分で盗めってことなのか?!

僕を試しているのか?!

そう思って、必死にヒントになりそうなことを行動やら部屋の中やらを探し始めました。

でも、テレビを見て昼間は過ごし、お弁当を買ってきて食べ始め、たまに電話が鳴ったと思ったら、世間話をして終わり。

・・・ヒント、ミツカラナイ。

多分ですが、本当に忙しくない時期だったのかもしれません。

だから、おじさんに非はないと思うことにしました。

そして、3日目になったとき事態は急転!!

おじさんが外出するぞと言って、のそっと動き出したのです。

キタキタキタ!

やっと実際に仕事をする光景が見られる!

そう思ってついて行くと、どうやら警察署に書類を届ける仕事のようで、

車に乗せられ言われるがままに僕はついていきます。

到着後、何の手続きかも言われず、受付で書類を渡しサインを書いて・・・はい、終了ー。

しかも、帰り道で曲がるところを間違えたらしく、折り返してはいけないような道を折り返したり、

そこに警備員の人がいて「そこ曲がっちゃダメですよー!!」という注意に対し、手を挙げて「すまん」と小声で一言。

なんじゃこのおっさん!法律を扱う人なのに、これでいいのか!?

え、こんな感じで4日間終わるの?

そうこうしている間に、時間はどんどん過ぎていきます。

そして迎えた最終日。

このまま何も得ずに帰るのかなと諦めかけていたそのとき、

今までほとんどしゃべらなかったおじさんが、

動くのも、のそっとしたあのおじさんが、

口を開きしゃべりはじめたのです。

話し始めたおじさん

「なんでうちに職場体験に来たの?」

・・・へ?

唐突だったので、面食らった感じで一瞬お互いの時が止まったようになりました。

いきなりしゃべりかけてくれたと思ったら、そんな話??と思いつつ、

でも、せっかくのチャンスだと思ったので、僕も話を続けました。

そして、会話が続いて行きます。

「なんでうちに職場体験に来たの?」

「資格を取って立派な仕事に就きたいんです」

「・・今は何の勉強をしてるんだ?」

「行政書士です。あ、でも宅建は取りました」

「・・宅建とは業種が違うからなぁ」

「あ、そうですよね・・・」

・・・時が止まる。

だが、急に時は再開する。

「大学は?」

「僕、高卒でして」

「・・ほぉ」

「だから将来のために資格が必要だと思って勉強してました」

・・・

「・・ところで、何でこの仕事をしたいんだ?」

「それは、将来安定してそうだからです。この資格があれば学歴も関係なくてお給料も良さそうでしたし」

「それだけ?それ以外の理由は?」

「安定して働いて、その分家族が楽になればいいと思っています」

・・・

「・・・あれ??」

僕は突然、体の中から込み上げて来るものを感じてしまいました。

そして、なぜか急に涙があふれてきてしまい、

え、何で俺泣いてるの?!

急に体が震え出して、

自分でも理由がわからず全然涙が止まらなくなりました。

こんな止まらない涙は、中学の時におじいちゃんが亡くなった時以来だったかもしれません。

何かのストッパーが外れたように、

どんどん涙がこぼれてきてしまって。

「・・・」

おじさんはそのとき、珍しく饒舌になった口を閉じて、しばらく黙っていました。

僕は、逆に静まり返った空気に耐えきれずに口から声があふれだしてしまいました。

「・・・」

「家族に心配をかけたくなくて・・・」

「ただ・・・それだけを思ってやってきたんですけど」

こうして30分くらいでしょうか。

思っていることを全部吐き出し、泣いて、ようやく涙がおさまりかけた頃、

おじさんが、またしゃべり始めます。

大切なこと

「・・・大変だったんだな」

そう言って、おじさんは続けます。

「君にとって、この仕事は本当にやりたいことだと思うかい?

きっと家族の人も、そんな苦しい思いをしてまでこの仕事をしてほしいとは思ってないのではないか?

どんな仕事でも、いつも君が元気でがんばってることが一番だと思ってるんじゃないか?

と。

この時、僕は初めて「家族のためだ」と言い訳して、

自分が納得もしていない、ただなんとなく決めた道を進んで自分勝手に苦しんでいることに気づいたんです。

悪い言い方をすれば、家族というものを利用して、自分の気持ちから逃げていたんです。

本当は、自分がこの道に向いていないんじゃないかって、

ずっと前からなんとなく感じていて、

でも一度進んだ道を引き返す勇気が持てなくて、

それで僕は先の見えない暗闇を、ただなんとなく進んでいました。

だから、そのとき全く関係のない、

赤の他人であるそのおじさんから言われたことが、

客観的に見て僕に対して当たり前の疑問をぶつけてくれることになりました。

自分がやりたいこと

その後、おじさんは多くは語らず、

また口を閉ざしてテレビを見始めました。

僕も何も言わず、

ただこの4日間の職業体験が終わるのを静かに待ち、

お別れのときを迎えました。

「ありがとうございました」

「・・まぁ、がんばれ」

たった一言、その言葉を残しておじさんはまた部屋に戻って行きました。

僕はそのあと、どう帰ったかは覚えていませんが、ハローワークの人に職業体験が終了したことを告げ、

職員の人に「これから別の求人とか見ますか?」と言われ、「一度考えてみます」と言ってプレッシャーから解放された時間を少しだけ楽しむことにしました。

ずっと資格、資格って思ってきたけれど、

自分が納得して進むことに資格は別に必須ではないんだと思うことができました。

もちろん、仕事によっては専用の資格がないとそもそも仕事ができないものも中にはあるでしょう。

今回の行政書士なんかはまさにそれでしたね。

WEBデザイナーとして働いている今思うことは、

どんな仕事でも、自分の中でやっていくための信念みたいなものを持てるかどうかが大事だということ。

これって、自分を潰さないためにも必要なことで、

それが結果的に自分が大事にしたいもの、

例えば、家族のために頑張るという信念にもなるんじゃないかなと僕は思っています。

そんなこんなで、今回出会った無口でぶっきらぼうなおじさんは僕にとって資格を取らなければならないという呪縛から救ってくれた、ヒーローになりました。

(でも、もう少し会話してほしかったけどね!!)

当の本人は、僕のことをもう覚えていないと思います。

なんか若いやつが一人きたなくらいでしょう。

まぁ、それでもいいですし、もう会うこともないと思いますが、

もしまた会うことがあれば、「ありがとうございました」と感謝していることが伝えられたらいいなぁと思います。

少し心がすっきりした僕は、まずは焦らず自分の気持ちに正直になって行動しようと決意します。

次回は、自分の気持ちに素直に進むことを決めて、好きなことを探して猪突猛進(笑)するお話です。

ジブリが僕は好きです!

↓↓↓

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