【第1話】資格の呪縛から逃れるきっかけをくれた救いのヒーロー登場

さっきもお話ししましたが、僕は高卒で大学へは行っていません。

家に介護が必要なおばあちゃんがいたためでした。

 

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要介護度4のおばあちゃん

車椅子

僕が小学校の時、半身麻痺になってしまった要介護度4のおばあちゃんが家にいました。

 

要介護者の区分は要介護1、2、3、4、5の5段階があり、身体・精神障害により、6か月にわたり、日常生活動作の一部または全面に介助を必要としている状態です。

移動には車いすが必要となり、常時介護なしでは、日常生活を送ることができない人が対象です。全面的に介護を行う必要はあるものの、会話が行える状態の人が対象です。胃瘻や点滴で、食事介助の必要性がない人は、全面的な介護が必要でないと判断され、要介護4に該当することがあります。

引用:健康長寿ネット

 

幼稚園の頃はまだ元気だったんですけど↓

おばあちゃん 介護前

道を歩いている時に急に脳卒中になってしまったようで、そのまま左半身が麻痺し、車いすの生活を余儀なくされました。

 

高校を卒業した時にちょうど僕の父と母は離婚したので、僕と母親とおばあちゃんの3人暮らし。

母も生活費を稼ぐために仕事をしていましたが、

食事やトイレ、起き上がることもサポートしないといけないため、どちらかが家にいて介護をする必要がありました。

 

デイサービスという、介護施設に預けてお世話をしてくれるサービスもあるんですけど、

そのサービスを使う費用もなかなか工面できず、結果的に母親と一緒に交代しながらお世話をする必要があったんです。

 

なので、学校に行かずにアルバイトを始めることにしたのですが、

大学を出ている人たちと比べて学歴という点ですでに負けている僕は、他に働く上で優位と言えるものが何もありませんでした。

(まだまだ学歴主義という考えが強いのは、日本の教育や企業の考えによるものが多いですからね)

 

そこで、今から僕ができることはなんだろう?と考えて導き出した答えが資格を取ること。

資格を取って、自分に価値をつけていい就職先に着こうと考えたんです。

 

ユーキャン

資格を取るために僕が選んだのがユーキャンでした。

当時、CMがたくさん流れていたのと自宅で勉強できるためです(家でおばあちゃんの介護も必要だったので)。

そんな中で冊子の資格一覧を見てて目に止まったのが行政書士の資格。

 

なぜ行政書士?

行政書士

たくさん資格がある中で、なぜ僕は行政書士を選んだのか?

それは、

  • 安定していそうだから
  • お金が稼げそうだから
  • 資格おすすめランキングで2位だったから(←安直w)
  • 社会保険労務士や司法書士にステップアップできるから

 

今思えばもっときちんと考えるべきでした。

他の資格を目指していたら別の人生があったのかなって(笑)。

 

まぁ、就職してもいない・世の中を知らないペーペーの僕は、自分の想像できる範囲でしか将来像を描くことができなかった訳です。

ちなみに気になるおすすめランキング1位は医療事務だったと思いますが、男ならこっちでしょ!という気持ちで行政書士の勉強を始めることに。

 

キムタクのHEROカッコいい

HERO キムタク

引用:シネマカフェ

正直、法律に興味があったわけではないです。

法律で思いつくものと言ったら、キムタクが出ていた「HERO」という検事をテーマにしたドラマ・映画くらいでした。

(僕はキムタクと松たか子の、息の合ったあの掛け合いが好きです笑)

 

法律と言われたら、

「誰かを助けられる力になるんだろうなぁ」

というイメージがぼやっとあるくらいでした。

 

 

本当に自分にできるのだろうか?

始める前に自問自答しましたが、正直、法律というものへの苦手意識が高かったです。

行政書士以外にも、法律の資格といえば社会保険労務士や司法書士というのもあり、これがまた難易度の高い資格で、合格率が2〜3%とかの世界。

 

行政書士よりも難しいのを調べていてわかりましたが、家庭環境的にもお金もなかった僕は、

「専門学校に行く < 独学で勉強する」

という選択肢しか持ち合わせていませんでした。

 

この記事を書いている時の合格率をネット検索してみたんですが、社会保険労務士とかよりもまだ可能性が高いのが分かります↓

引用:ユーキャン公式HP

 

そして合格に必要な得点は、

  1. 行政書士の業務に関し必要な法令等科目の得点が、満点の50%以上である者。
  2. 行政書士の業務に関連する一般知識等科目の得点が、満点の40%以上である者。
  3. 試験全体の得点が、満点の60%以上である者。

→簡単にいうと、①、②の両方で60%以上の実力があれば合格します。

 

ただし、試験は1年で1度きり。

 

行政書士は簡単に取れる資格ではないです。

それを目指して専門学校でも講座が用意されているくらいですし。

得意分野でもなさそうだし、行政書士に強烈な憧れを持っていた訳でもないですし。

 

でも、

・頑張ればギリギリ取れるかもしれないと思ったこと
・のちに社会保険労務士や司法書士に仕事を広げることができること
・伸びしろがあり、土台となれる資格だとされていたこと

取った後も、スキルアップをしていくことで年収も上がっていくと言われていました。

 

仕事は好きなことができるとは限らない。

離婚した父親もそうでしたが、我慢して毎日仕事していたし、大人になるってそういうことなのかな?と。

 

そんな気持ちのまま、資格を取らねばという呪いにかかる1年目を迎えることになるのです。

 

「資格をとらねば」という呪いにかかった1年目

呪縛
「資格〜、資格〜」

前にもお話しましたが、高卒である僕は資格を取ってやっと社会人の人と肩を並べられるようになるとずっと思っていました。

むしろ資格がなければ、僕の社会への存在価値がないくらいの思考に陥ってしまいました。

 

資格!

・・資格ぅ!!

・・・資格ぅぅぅ!!!(必死)

 

何かに取り憑かれたように、資格を取らねばと。

 

肝心の勉強ですが、最初は専門用語の意味が全く理解できませんでした。

法令独特の言い回しなんて普段使わないし、何を言っているのかさっぱりで。

 

右も左もよく分からない中で試験日になり、合格点にほど遠い結末に。

(合格ラインの20%も行かなかったんじゃないかな)

完全なる敗北を味わい、次こそは!と意気込み2年目を迎えます。

 

他の試験に浮気をした2年目

別の資格 宅建

初めての試験を終えて、改めて自分の苦手な試験範囲も分かりました。

僕が苦手だと感じたのは「民法」という範囲です。

 

基本的にマーク形式の試験なのですが、最後の最後で記述式問題が1問出されます。

その得点の割合が非常に高く、この記述式問題をクリアできるかどうかで合格できるかが大きく変わります。

 

というわけで、全体を勉強していた1年目よりも民法の参考書を買って、合格を目指す作戦をとることにしたんですが、ここで、僕は他の試験に浮気をしてしまうのです・・・。

その資格が「宅建」です。

 

 

宅建とは、宅地建物取引主任者になるための試験で、不動産業界ではあると給料が上乗せされる資格として知られており、

会社の5人に1人は、宅地建物取引主任者の人を従事させておかないといけないんです。

業界的に絶対に必要不可欠な人という訳です。

 

 

家を契約するときには、その資格を持つ人が説明しなくてはならない書面もあったり、不動産業界に就職するのにはとても有利な資格とされています。

就職してから、会社が取らせるくらいの推奨資格。

僕も実家から出て家を借りるときに説明を不動産会社の人から受けましたが、「あぁ、これが主任者の仕事なんだなぁ」と初めて実感しました。

 

今思えば、「もっと最初に、ゴールをイメージするべきだった」と後悔しています。

 

 

ゴールがきちんと見えないと、目的地を見失う可能性があるし、その時間が無駄になってしまう可能性もあるわけで。

 

そんなフワッとした気持ちで宅建の勉強を始めるのですが、

宅建の資格のメインとなる試験範囲は民法であり、行政書士の勉強に相乗効果があると言われていました。

また、行政書士と宅建の2つを持っていることで、収入がさらに増えるという情報を聞きつけた僕は、

 

「民法を勉強するんだから、この資格も一緒にダブルで取れちゃうんじゃないか?」

「いけるんじゃないか?」

と、考えてしまいます。

 

一つのことを集中してやるべきところを、欲を出して本命ではない資格を取りに行こうとしていたのですから、少なからず行政書士の試験に影響が出るのは当たり前で。

他の範囲も余裕があるわけでもないくせに、両方取れるとか勝手に思い込んで、宅建の資格の勉強を始めた僕。

 

こうして、2年目の試験日を迎えることになるのですが、

果たしてその結果は・・・

 

 

宅建:合格
行政書士:不合格

 

 

「ん??」

「宅建、受かった・・・」

 

そして本命の行政書士は不合格。

 

 

宅建を取れたことはとても嬉しかったけど、目指していたのはそこではなかったので、何か拍子抜けした感じで。

両方受かるか、両方受からないのどっちかしか考えてなかったため、次の目標を見失ってしまいました。

迷走

 

ただ、

「これで民法の範囲は少し強化できた!」

「ポジティブシンキングだ!」

と自分に言い聞かせて(無理やり自分を納得させて)、最後の勝負として望んだ3年目に突入します。

 

最後の勝負と決めて挑んだ3年目

雨の中の帰宅

さすがに2回試験を受けたので、

ある程度どう勉強すればいいのかが分かってきたのと、

3年目の試験は受けてみてなんとなく自分の中でも手応えがありました。

 

「これはいける!」

 

自分の採点でも、受かっているラインだったので。

そう思いながら1ヶ月間、合格通知が来るのを心待ちにし、

ついにその日がやって来ます。

 

合格通知が届く日の夜23:00頃、

どしゃ降りの雨が降る中、アルバイト先から帰宅すると、

ポストに合否通知が届いていました。

ポスト

 

「き、きたっ!!」

 

ドクン

 

ドクン・・

 

ドクン・・・

 

ヤベェ、心臓が、、、飛び出そう。

 

 

家に母親がいましたが、合格を確認してから驚かせようと思ったので、玄関の前で合否通知を開けることにしました。

 

合格したら、これで今の生活から抜け出せるはず!

 

アルバイトしながら、時間を捻出して勉強してきた。

「その日々が報われるはず!」

そう思って期待しました。

 

そして、

その封筒の中に入っていたのは・・・。

 

 

 

『 不合格 』

 

 

・・・

・・・・

 

うそ

 

・・・

・・・・

 

(しかも、あと1問解けていれば合格した点数だった)

 

・・・

・・・・

 

『うぅ』

 

・・・

 

『うぅぅ、ぐっ、ぐぅぁぁぁーーーっっっ!!!』

 

 

思わず叫んでしまいました

近所迷惑だと頭ではわかってました

なにか事件か!?くらいの声で

口から出てしまいました

 

 

・・・悔しかったです

 

なんで

あと1問じゃん

あそこだけ間違わなければ

合格したんじゃん・・・

 

なんでだよ

どこかマークシートが読み間違えられてるんじゃないか?

機械が壊れてたんじゃないか?

 

どしゃ降りの雨の音が僕の声をかき消し、

それがさらに無性に悔しく感じて。。。

 

そこから、僕の中にあった一気に心の中にあった資格を取るという熱が冷めてしまい、

この世の終わりかと思ってしまうくらい、落ち込んでたのを覚えてます。

(大げさかもしれないですが、その位悔しくて)

 

その後、しばらくアルバイトをしながら休みの日はずっと布団にこもって寝て過ごし、

僕は勉強から一気に遠ざかり2ヶ月くらい経った頃、

ある程度気持ちが落ち着いた僕の頭に、とある考えがよぎります。

 

「勉強中の人でも雇ってくれるところがあるんではないか?」と。

 

そう思い立った当日に、僕はハローワークに行くことを決意します。

 

正直、今まで行政書士の仕事を間近で見たことがなかったのもあるのですが、

明確なビジョンを持てた方がモチベーションにもつながると思い、

何でもいいから動かなくては!と行動を起こしました。

 

結局ハローワークでは、資格がないから面接とかを紹介してくれるところなんて一つもなかったのですが、

唯一「職業体験」というのができる案件を見つけます。

 

しかも、その体験をさせてくれる人は「社会保険労務士・行政書士・宅建」を持ち、個人で事務所を構えて独立して仕事をしているという、

僕が将来そうなれたらいいなと思っていたイメージにぴったりの人のところで職業体験ができることになりました。

 

与えられた期間は4日間。

さっそく応募して、職場体験に向かうことになりました。

 

「資格の呪縛」から解き放たれた運命の4日間

社会保険労務士

向かったのは普通のマンションの一室。

至る所に本が敷き詰められ、必要最低限のものしかない殺風景な部屋。

少しタバコくさい、換気もあまりされていない部屋。

タバコ臭い部屋

 

たぶんあそこが応接室なんだろうか。

部屋の中央に置かれたガラスでできた机をはさんで、

ソファーが向かい合わせで2つ置かれていました。

 

そうして、この小さい部屋で僕の4日間の職業体験がスタートします。

 

会話ないけど

 

職業体験がスタート!

 

・・・が、

会話がない・・・(- -;)

 

なんと、そのおじさん、ほとんどしゃべらんとです。

 

ここから先は、「オレンジが僕の会話」「青がおじさんの会話」として読んでください。

僕も飲み会でよくいるムードメーカー的なタイプの人間ではないのすが、

勇気を出しておじさんに話しかけます。

 

「普段はどんな仕事をされてるんですか?」

「仕事はどのくらいのペースで行われるんですか?」

 

と、何か会話をして仕事の内容を聞き出そうとしたのですが、

 

「役所に依頼された案件の書類を届けてる」

「ほとんど依頼がないときもある、時期でまちまち」

 

・・・「なるほど。」

 

これしか返ってこない!!

全然教えてくれないじゃないか!

 

え?これって職業体験でしょ?!

もしや、これは自分で盗めってことなのか?!

僕を試しているのか?!

 

そう思って、必死にヒントになりそうなことを行動やら部屋の中やらを探し始めました。

でも、

テレビを見て昼間は過ごし、

お弁当を買ってきて食べ始め、

たまに電話が鳴ったと思ったら、世間話をして終わり。

 

・・・ヒント、ミツカラナイ。

 

多分ですが、本当に忙しくない時期だったのかもしれません。

だから、おじさんに非はないと思うことにしました。

 

そして、3日目になったとき事態は急転!!

おじさんが外出するぞと言って、のそっと動き出したのです。

 

キタキタキタ!

やっと実際に仕事をする光景が見られる!

 

そう思ってついて行くと、どうやら警察署に書類を届ける仕事のようで、

車に乗せられ言われるがままに僕はついていきます。

 

到着後、何の手続きかも言われず、

受付で書類を渡しサインを書いて・・・はい、終了ー。

 

しかも、帰り道で曲がるところを間違えたらしく、

折り返してはいけないような道を折り返したり、そこに警備員の人がいて

「そこ曲がっちゃダメですよー!!」

という注意に対し、手を挙げて「すまん」と小声で一言。

 

なんじゃこのおっさん!

 

これくらい、図太くいなきゃつとまらないのか?と勝手に考えを巡らせる僕。

 

え、こんな感じで4日間終わるの?

 

そうこうしている間に、時間はどんどん過ぎていきます。

 

そして迎えた最終日。

このまま何も得ずに帰るのかなと諦めかけていたそのとき、

今までほとんどしゃべらなかったおじさんが、

動くのも、のそっとしたあのおじさんが、

口を開きしゃべりはじめたのです。

 

話し始めたおじさん

 

「なんでうちに職場体験に来たの?」

 

・・・へ?

 

唐突だったので、面食らった感じで一瞬お互いの時が止まったようになりました。

いきなりしゃべりかけてくれたと思ったら、そんな話??と思いつつ、

でも、せっかくのチャンスだと思ったので、僕も話を続けました。

そして、会話が続いて行きます。

 

 

「なんでうちに職場体験に来たの?」

「資格を取って立派な仕事に就きたいんです」

「・・今は何の勉強をしてるんだ?」

「行政書士です。あ、でも宅建は取りました」

「・・宅建とは業種が違うからなぁ」

「あ、そうですよね・・・」

 

・・・時が止まる。

 

だが、急に時は再開する。

 

「大学は?」

「僕、高卒でして」

「・・ほぉ」

「だから将来のために資格が必要だと思って勉強してました」

 

・・・

 

「・・ところで、何でこの仕事をしたいんだ?」

「それは、将来安定してそうだからです。この資格があれば学歴も関係なくてお給料も良さそうでしたし」

「それだけ?それ以外の理由は?」

「安定して働いて、その分家族が楽になればいいと思っています」

 

・・・

 

「・・・あれ??」

 

僕は突然、体の中から込み上げて来るものを感じてしまいました。

そして、なぜか急に涙があふれてきてしまい、

 

え、何で俺泣いてるの?!

 

急に体が震え出して、

自分でも理由がわからず全然涙が止まらなくなりました。

 

こんな止まらない涙は、中学の時におじいちゃんが亡くなった時以来だったかもしれません。

 

何かのストッパーが外れたように、

どんどん涙がこぼれてきてしまって。

 

「・・・」

 

おじさんはそのとき、珍しく饒舌になった口を閉じて、しばらく黙っていました。

 

僕は、逆に静まり返った空気に耐えきれずに口から声があふれだしてしまいました。

 

「・・・」

 

「家族に心配をかけたくなくて・・・」

 

「ただ・・・それだけを思ってやってきたんですけど」

 

こうして30分くらいでしょうか。

思っていることを全部吐き出し、泣いて、ようやく涙がおさまりかけた頃、

おじさんが、またしゃべり始めます。

 

大切なこと

 

「・・・大変だったんだな」

 

そう言って、おじさんは続けます。

 

「君にとって、この仕事は本当にやりたいことだと思うかい?

きっと家族の人も、そんな苦しい思いをしてまでこの仕事をしてほしいとは思ってないのではないか?

どんな仕事でも、いつも君が元気でがんばってることが一番だと思ってるんじゃないか?

と。

 

この時、僕は初めて「家族のためだ」と言い訳して、

自分が納得もしていない、ただなんとなく決めた道を進んで自分勝手に苦しんでいることに気づいたんです。

悪い言い方をすれば、家族というものを利用して、自分の気持ちから逃げていたんです。

 

本当は、自分がこの道に向いていないんじゃないかって、

ずっと前からなんとなく感じていて、

でも一度進んだ道を引き返す勇気が持てなくて、

それで僕は先の見えない暗闇を、ただなんとなく進んでいました。

 

だから、そのとき全く関係のない、

赤の他人であるそのおじさんから言われたことが、

客観的に見て僕に対して当たり前の疑問をぶつけてくれることになりました。

 

自分がやりたいこと

その後、おじさんは多くは語らず、

また口を閉ざしてテレビを見始めました。

 

僕も何も言わず、

ただこの4日間の職業体験が終わるのを静かに待ち、

お別れのときを迎えました。

 

「ありがとうございました」

「・・まぁ、がんばれ」

 

たった一言、その言葉を残しておじさんはまた部屋に戻って行きました。

僕はそのあと、どう帰ったかは覚えていませんが、ハローワークの人に職業体験が終了したことを告げ、

職員の人に「これから別の求人とか見ますか?」と言われ、

 

「一度考えてみます」と言って、

資格を取らなくてはいけないというプレッシャーから解放された時間を少しの間だけ楽しむことにしました。

 

ずっと資格、資格って思ってきたけれど、

自分が納得して進むことに資格は別に必須ではないんだと思うことができました。

 

もちろん、仕事によっては専用の資格がないとそもそも仕事ができないものも中にはあるでしょう。

 

今回の行政書士なんかはまさにそれでしたね。

WEBデザイナーとして働いている今思うことは、

どんな仕事でも、自分の中でやっていくための信念みたいなものを持てるかどうか。

 

これって、自分を潰さないためにも必要なことで、

それが結果的に自分が大事にしたいもの、

例えば、家族のために頑張るという信念にもなるんじゃないかなと僕は思っています。

 

そんなこんなで、

今回出会った無口でぶっきらぼうなおじさんは、

僕にとって資格を取らなければならないという呪縛から救ってくれた、

ヒーローのようなおじさんでした。

(でも、もう少し会話してほしかったけどね!)

 

当の本人は、僕のことをもう覚えていないと思います。

なんか若いやつが一人きたなくらいでしょう。

 

まぁ、それでもいいですし、もう会うこともないと思いますが、

もしまた会うことがあれば、

「ありがとうございました」と、

感謝していることが伝えられたらいいなぁと思います。

 

 

少し心がすっきりした僕は、

まずは焦らず、自分の気持ちに正直になって行動しようと決意します。

 

次回は、好きなことを探して猪突猛進(笑)するお話です。

↓↓↓

次回

前回のあらすじ。 資格を取らねばという呪縛から僕を救ってくれた社会保険労務士おじさんの言葉を受けて、 「僕は本当にやりたいことは何だろう?」と考えた僕は、小さい頃から好きだった「絵を描く仕事」ができないか色々調べ始めることになり[…]

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